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資格取得・学習方法

【まとめ】VBA エキスパート Excel VBA ベーシック・スタンダードって何?試験の情報や試験対策、難易度、過去問について解説!

VBA エキスパート Excel VBA ベーシック スタンダード試験についてを解説 Standard Exam
VBA Expert VBA Basic Standard Summary Article

はじめまして、VBAエキスパート Excel VBAベーシック、スタンダードって何のことだかわかりますか?

「Excelの自動操作についての資格で試験がある」というのは何となくわかっているけど、どんな試験でどんな属性の方が受験しているかや、合格率や難易度、勉強方法や勉強時間について気になっていませんか?

さらに、就職や転職、人事評価でどれくらい評価されるのかについても気になるところですよね。本記事では、ネット記事やデータを用いてこれらについて詳しく説明していますので、ぜひご確認ください。

この記事を読むと、以下のことについて分かります

  • どんな資格なのかや、資格試験について
  • 勉強方法や過去問題について
  • ベーシック・スタンダードの難易度・合格率などの各種データ
  • どの年代の人がどれくらい受験しているか
  • キャリアや転職・就職での評価 

VBAエキスパートとExcel VBAベーシック、スタンダードの整理

Excel VBA ベーシック、スタンダードの違い

・まずVBAエキスパートとは資格全体の名前です。VBAエキスパートにはExcelやAccessがあり資格の難易度にレベルによりVBAベーシック、スタンダードがあります

VBAエキスパートの中にExcel VBAベーシック、スタンダードがあるイメージです

VBAエキスパートの中身

 ・Excel VBA ベーシック と Excel VBAスタンダード

VBAエキスパート = 資格全体の名前

Excel VBAベーシック・スタンダード = 資格の個別の名前

正確な資格名は以下のとおりです。

  • VBAエキスパート Excel VBA ベーシック
  • VBAエキスパート Excel VBA スタンダード

Excel VBA ベーシック、スタンダードって何?

VBA basic standard difference

Excel VBA ベーシック、スタンダードとは・・・

MOSなどの資格試験を行っているオデッセイコミュニケーションズが主催団体となって認定している、Excelマクロ操作VBA(プログラミング言語)の記述についての資格のことです。

またVBAベーシック・スタンダードの違いですが

VBAベーシック・スタンダードの違い
  • ExcelVBAベーシック・・・事務処理中心方向けのビジネス一般向けの資格
  • ExcelVBAスタンダード・・・VBAベーシックより難易度が高めのエンジニア向けの資格

となっています。初心者の方はベーシック学習から始めたほうが取り組みやすく理解しやすいです。

資格取得をすると業務の効率化だけでなく、人事評価や転就職の際の実力証明としてアピールできる資格です。

*Accessについても試験もあります

そもそもマクロやVBAって何?何ができるの?

What you can do with VBA Expert Basic Standard

マクロ・VBAとは
  • マクロとはExcelに指示した通りの処理を実行させる機能のことです
  • VBAとは、マクロにExcelへの指示を記述するためのプログラミング言語のことです。

マクロを使うことで、Excelを自動操作が可能になるので、ルーティンワークの自動化大量データの一括処理など事務処理の効率化に活用されています。

どんな資格試験なのか・・・試験時間、合格点、受験料

試験について

試験形式はパソコンスクールや専門学校などの試験会場に行き、CBT試験と呼ばれる、Windowsパソコンを操作して決められた時間内に問題を回答する試験です。

出題形式穴埋め、選択肢、ドロップダウンリスト選択などで回答する形式です。

試験データ 問題数・試験時間・合格点
  • 問題数・・・40問前後
  • 試験時間・・・50分
  • 合格点・・・1000点満点中650点から800点前後で合格

合格点は試験の難易度により上下することがありますが、おおよそ70%程度です

1問正解で平均25点とすると、40問中28問以上正解できれば合格する試験です。

試験の予約は自分の都合に合わせて、試験日設定できるのがCBT試験の利点ですが、一方で受検料は高めとなっています。

受験料
  • Excel VBA ベーシック・・・13,200円(税込)、(割引受験制度適用) 11,880円(税込)
  • ExcelVBAスタンダード・・・14,850円(税込)、(割引受験制度適用) 13,420円(税込)

合格率・難易度はどれくらなの?

合格率・難易度

試験データ 合格率・難易度
  • ベーシック・・・合格率・・・80%難易度・・・偏差値45
  • スタンダード・・・合格率・・・59%難易度・・・偏差値52

(合格率…公式サイト受験者データ集計より引用)

  • ベーシックに難易度が近い資格、ITパスポート、日商簿記検定 3級・・・偏差値45~46、合格率50%
  • スタンダードに難易度が近い資格、秘書検定1級、保育士・・・偏差値52~53、合格率30%

(資格難易度ランキングサイトより引用)

・ベーシックは合格率・難易度からすると、初心者でも学習時間を確保ししっかり対策すれば合格できる資格と言えます。

・スタンダードに難易度が近い資格は秘書検定1級、保育士でしたがあまりこれを聞いただけではピンとこないかと思います。

実際に私が試験を受けた限りはでは出題にはベーシックでの範囲も含まれますので、ベーシックを理解できている方、実務でVBAを使用されている方には合格が近いと言えます。

注意点は、試験対策をおこたると再受験なることです。(私は再受験となりました。)

以下の記事ではデータ以外の受験したからわかった難易度についても説明しています。お時間ある方はご確認ください。

どんなことが出題されるの?

どんなことが出題されるのか?

Excel VBA ベーシック の出題範囲

  • セルやシートの操作や関数など
  • マクロの基本的な知識、定数や変数
  • 基本的なプログラムの記述・読解といった、通常エクセルを使っている場合は聞きなれないものも出題されます。←今後学習をしていくなかで理解できる範囲で出題されます

 

Excel VBA スタンダード の出題範囲

  • ファイルの操作、VBAやエクセルの関数
  • 検索とオートフィルター、データの並べ替え、テーブルの操作
  • エラー対策やデバッグの操作 
  • 基本的なプログラムの記述・読解

その他ステートメント(動作の指示・命令)やベーシックで学習した関数、エクセルの関数なども含まれています。

上記をベーシックでは選択肢や、ドロップダウンリストで中心に、

スタンダードでは正解の語句を正確に入力する穴埋め中心に、処理結果解答、選択肢、ドロップダウンリストで解答します。

どんな人が受験しているの?

受験者の属性

  • 転就職やキャリアアップ・人事評価アピールとして受験されている方
  • 現在の職場での業務効率化を目的とされている方が大勢な一方、現在のVBAのスキルを確認するために受験される方もいます。

受験者の年代は以下表のとおりです

年代別受験者データ              —
20代 約40%
30代 約31%
40代 約20%
50代 約8%

(VBAエキスパート公式サイトより引用)

この他にも10代や60代以降の方も受験されています。

勉強方法について

勉強方法について

・試験主催団体の受験者限定のアンケートによると、勉強方法の内訳は

勉強方法アンケート
  • 独学(書籍)・・・56%
  • 独学(インターネットテクニック記事など)・・・21%
  • パソコンスクール・・・12%
  • eラーニング・通信講座・・・4%
  • 学校/会社での講義やセミナー・・・4%
  • その他・・・3%

*合格、不合格含む受講者アンケートですのでどの勉強方法で何%合格しているかまでは公開されていません。

過去問・問題集・模擬試験はあるの?

過去問・問題集・練習問題・模擬試験

過去問題集は現在、発売されていません。

過去問題の代わりとなる問題はオデッセイコミュニケーションがHPで公開している

  • 模擬問題
  • どなたでも確認できる無料の公開問題9問 
  • アオテンスキルチェック コース名:Excel VBA 10問 

があります。この3つは実際の試験の問題似た形式で出題され現在の過去問題集の代わりにとなるものです。

*ただし、毎度同じ問題が出題されないことや、公式からも同じ問題は出題されるとはかぎらないと注意書きがあるように、出題範囲が広いことを考えると、公式以外の問題集も視野に入れ準備することが必要です。

*一部講座では過去問題を教材として使用や、模擬試験を実施しているスクールもあります。

問題集・練習問題については、 PCスクール教材や参考書、個人サイトで確認できます。

問題集・練習問題
  • 公式のHPや関連ページ
  • 一部PCスクールやeラーニングのカリキュラムで提供される
  • 個人サイトやVBA特化サイトに掲載されている
  • 電子書籍や個人サイトで発売されている

・模擬試験に関して・・・過去にはオープンに募集されるものはありますか広く募集されていましたが、現在はPCスクールのコースに通われている方限定のみとなっています。

勉強中の質問先はどこ?

勉強中の質問先

無料の質問先
  • 知り合いや、会社の詳しい人に聞く
  • ネットリサーチで解決する
  • Yahoo!知恵袋、OK WAVE、教えてgooなどの質問サイト
  • VBA特化サイトで質問する…etc

予算がかけれない、多少時間に余裕がある方無料のものがおススメです。

有料の質問先
  • PC スクールやe-ラーニングで講師に聞く
  • ココナラなどで技術がある人に聞く

予算がある程度ある方、効率よく勉強したい方は解決へのレスポンスが早く正確な情報が得られ可能性が高い有料のものもススメします。

VBAエキスパート VBA ベーシック・スタンダード合格に必要な勉強時間

VBA ベーシック・スタンダード合格に必要な勉強時間

・合格した勉強時間に関するデータは出ていませんか資格のサイト、私や受験者の体験などを統合すると以下のとおりです。

受験データ 勉強時間

Excel VBA ベーシックは

  • 初学者の方50時間程度
  • スタンダード70間程度と言われています
  • VBA マクロの経験者は目安時間より20~30時間マイナスした時間

実際の体験ではこの時間の1. 25倍程度かかると思っています。詳細は下記の記事をご確認ください

試験対策として取り組むことは?

試験対策

独学の方

現在公式の過去問題集や模擬試験のみの発売されていないので、VBA エキスパートの公式の問題、別途模擬問題や参考書の問題を繰り返し解く、分からなかった所や、苦手箇所をまとめて見直すことが大切になります

 

PCスクール・Eラーニングに通われている方

模擬試験や練習問題があります。教材を活用し理解できるようになるまで繰り返し問題を解きましょう。

どちらも試験申し込み時には正解率8~9割程度理解で、試験本番にはすべて理解してとける状態にしておくと合格がぐっと近づきます

*穴埋め・ドロップダウンメニューで回答する問題が多いですがスペルミスは失点になりますのできちんと対策が必要となります。

スタンダード独自の試験対策も以下の記事で紹介しています

試験会場

試験会場

会場はPCスクールや専門学校になります。

ほかのPC資格の受験者と一緒になりますので思わぬ騒音や遅刻してくる方がいます。

座席指定ができる場合は他の受験者と場所は離れるなど、他の方一緒になること想定し、時間に余裕をもって準備するとよいかと思います。

人事評価や転就職で役立つか?

人事評価や転就職で役立つか?

少し前の記事ですが、エクセルの関数やマクロを職場でどの程度使えるかという民間の調査がありました。

・概要は関数利用の使用は多くの方が利用している一方、VBA・マクロ作成に関して言えば、以下のような結果でした。

職場でのVBA・マクロ作成の調査
  • 「作成できない」(55.3%)
  • 「ネットで調べながら自分でVBAを作成できる」(23.9%)
  • 「他人に教わりながらであればVBAを作成できる」(11.7%)
  • 「大体は自分で好きなようにVBAを作成できる」(9.1%)

⇒多くの方は作成できないのが現状です。

この調査や各種記事からの考察ですが、

VBAベーシック・スタンダードのみでは評価はされにくいものの、

他の事務資格と合わせて、Excelマクロ作成し業務効率化できる資格を取得するというのは希少性があり特に事務系の人事評価、転就職でも評価されると言えます。

引用

教えて!しごとの先生 VBAエキスパートの資格の評価はどの程度でしょうか?

Yahooニュース2022年 エクセルで「マクロを作成できない」人の割合は? 会社員1010人に聞いたITスキルの現状

より参考引用

私の受験体験からいえる事

ここまでこの資格のことや、勉強方法等について説明してきましたが、

私はこの資格の勉強を独学でしました。

当時、事務職としてエクセルの操作が関数やくらいまでできていいましたが、マクロやVBAのプログラミング初心者でした。

そのためコードといわれるプログラミング言語の入力や構文を理解するのに時間かかり、合格まで標準の勉強時間の2~3倍かかりました。 *追加で動画でも学習もしました。

今振り返ると自分に合った効率の良い勉強方法は、他にあったかもしれないと思っています。

そんな経験から、当HPではその方の状況に合った効率の良い勉強方法や情報を調べ記事にしています。

ご参考になれば嬉しいです。

本ページ調査時期2024年11月

*今後調査時期から内容や価格等、情報が変わる可能性がございます。最新の情報はリンク先やwebサイト等よりご確認をお願いします。
本文中の画像等は参照先の各ページより引用させていただいております