以下のコードは、実行すると値を表示するマクロである。
実行後、表示された値は【 ① 】である。
空欄に入る値を解答しなさい。
Sub Exam1()
Dim A As Range
Set A = Range("B:B"). Find (What:＝”United States”)
If A Is Nothing Then
MsgBox "0"
Else
A.Offset(0, 1) = A.Offset(0, 1) *0.5
MsgBox A.Offset(0, 1).Value
End If
End Sub
正解
【 ① 】350
解説
【6章 検索とオートフィルター】
【Offsetプロパティ】
●見つかったセルを起点にし、周囲にある別のセルを指定する時はOffsetを使用します。
構文 基点セル.Offstt(行,列)
1列下へ、または１行右へ操作するときは １ を指定する。
1列上へ、または１行左へ操作するときは ‐(マイナス)１を指定する。
０は現在のセルの位置となります。
●セル範囲を変更するResizeと似ているので違いを整理すると、
・Offset 基点セルから、セルを指定する。 基点セルの位置は(0、0) 
・Resize 基点セルから、セル範囲を変更する。 基点セルの位置は(１、1) となります。 0や-の値は指定できません。
●Offsetプロパティでは０やマイナスの整数を指定できましたがResizeプロパティでは指定できません。1以上の整数となります。
●Resize (行, 列)引数の省略
Resize(3, 1)・・・Resize(3)へと行のみ拡大し、列の幅は変わらないで省略可能です。
Resize(1, 4)・・・Resize(, 4)へと列のみ拡大し、行の幅はは変わらないで省略可能です。
【コード解説】
Sub Exam1()
Dim A As Range
Set A = Range("B:B"). Find (What:="United States")
' オブジェクト変数に指定範囲から「United States」でセルを検索し結果をオブジェクト変数Aに代入する。
If A Is Nothing Then
'条件分岐 もし見つからなかった時は以下の処理を行う。
MsgBox "0"
Else
'条件分岐 もし見かった時は以下の処理を行う。
A.Offset(0, 1) = A.Offset(0, 1) *0.5
'見つかった変数Aから一つ右のセル内の値に0.5を掛け算し、結果の値を代入する。
MsgBox A.Offset(0, 1).Value
'結果をメッセージボックスで表示する。
End If
End Sub
