Excel VBA ベーシック 模擬問題 模擬試験

Excel VBA ベーシック 模擬問題 第7問  5章-1

次の文書は変数の型指定文字についての説明である。

空欄に入る適切な語句の組み合わせを選択肢の中から1つ選びなさい。

 

【 空欄①  】はオブジェクトを格納できる型指定文字である。

【 空欄② 】は日付、時刻を格納できる型指定文字である。

 

1. ① String ② Integer

2. ① Object ② Date

3. ① Variant ② Boolean

4. ① Long ② Double

 

正解

2

解説

【5章 変数と定数】

【型指定文字】

Objectはオブジェクトを格納できる型指定文字です。

Object型はブック、シート、セル、範囲などのVBAで扱うオブジェクトを格納できるデータ型です。

Dateは日付、時刻を格納できる型指定文字です。

格納可能な範囲:

日付:西暦100年1月1日 ~ 西暦9999年12月31日

時刻:00:00:00 ~ 23:59:59

 

次の文書は変数の型指定文字についての説明である。空欄に入る適切な語句の組み合わせを選択肢の中から選びなさい。

1. ①: String ②: Integer

誤り。

Stringは文字列型、Integerは整数型であり、それぞれオブジェクトと日付・時刻の格納には使用しません。

 

2. ①: Object ②: Date

正しい。

Objectはオブジェクト型、Dateは日付・時刻型であり、それぞれの目的に合致します。よって、この選択肢が正解です。

 

3. ①: Variant ②: Boolean

誤り。

Variantはどのような型の値でも格納できる型、Booleanは真偽値型であり、それぞれオブジェクトと日付・時刻の格納には使用しません。

 

4. ①: Long ②: Double

誤り。

Longは長整数型、Doubleは倍精度浮動小数点数型であり、それぞれオブジェクトと日付・時刻の格納には使用しません。

 

型指定文字を表にまとめると以下のようになります。

変数の型 型指定文字 格納可能データ
文字列型 String 文字列
バリアント型 Variant どのようなデータでも対応可能
ブール型 Boolean TrueあるいはFalse
バイト型 Byte 整数 0~255
整数型 Integer 整数 -32,768~32,767
長整数型 Long 整数 -2,147,483,648~2,147,483,647
単精度 浮動小数点数型 Single 負: -3.4×10 (38乗)~ -1.4×10(-45乗)

正:1.4×10 (-45乗)~ -1.8×10 (38乗)

倍精度 浮動小数点数型 Double 負:-1.8×10 (308乗)~ -4.0×10(-324乗)

正:4.9×10 (-324乗)~1.8×10 (308乗)

日付型 Date 日付:100年1月1日~9999年12月31日

時刻:0:00:00 ~ 23:59:59

オブジェクト型 Object 各種オブジェクト