以下のVBAコードを実行した際の結果と、定数に関する説明として適切なものを以下の選択肢より1つ解答しなさい。
Sub Exam1()
Const TAX As Double = 0.1
Dim N As Double
N = 500
MsgBox "税込価格: " & (N * (1 + TAX)), vbInformation, "計算結果"
End Sub
1.コードの実行結果は「税込価格: 550」と表示され、TAXはVBAにあらかじめ用意された組み込み定数である。
2.コードの実行結果は「税込価格: 500.1」と表示され、vbInformationはユーザーが自由に設定できる定数である。
3.コードの実行結果は「税込価格: 550」と表示され、vbInformationはVBAであらかじめ定義された組み込み定数である。
4.コードの実行時にエラーが発生し、ユーザー定義定数はプログラムの実行中に値を変更できるものである。
正解
3
解説
【3章 変数・定数・配列】
【ユーザー定義定数 組み込み定数 】
●ユーザー定義定数はユーザーが値を指定することができます。
●組み込み定数はすでにVBAに組み込まれた定数のことです。ユーザーが値を代入することやカスタマイズすることはできない。
以下のVBAコードを実行した際の結果と、定数に関する説明として適切なものを以下の選択肢より1つ解答しなさい。
Sub Exam1()
Const TAX As Double = 0.1
' ユーザー定義定数 TAX に値を代入する
Dim N As Double
’変数の型を宣言する
TAX = 500
MsgBox "税込価格: " & (N * (1 + TAX)), vbInformation, "計算結果"
’組み込み定数 vbInformationを使用する。値は最初からので代入はしません。
End Sub
1.コードの実行結果は「税込価格: 550」と表示され、TAXはVBAにあらかじめ用意された組み込み定数である。
誤り。
計算結果は正しいですが、TAXはユーザーがConstステートメントで作成した「ユーザー定義定数」です 。VBAにあらかじめ用意されているのは「組み込み定数」です 。
2.コードの実行結果は「税込価格: 500.1」と表示され、vbInformationはユーザーが自由に設定できる定数である。
誤り。
計算結果は500 * (1 + 0.1) = 550であるため、「税込価格: 500.1」は表示されません。
また、vbInformationはVBAであらかじめ定義されている「組み込み定数」であり、ユーザーが自由に設定できるものではありません。
3.コードの実行結果は「税込価格: 550」と表示され、vbInformationはVBAであらかじめ定義された組み込み定数である。
正しい。
N * (1 + TAX)の計算結果は500 * 1.1 = 550であり、MsgBoxに「税込価格: 550」と表示されます。
vbInformationはVBAで定義されている「組み込み定数」の一つです。
4.コードの実行時にエラーが発生し、ユーザー定義定数はプログラムの実行中に値を変更できるものである。
誤り。
このコードは正常に実行され、エラーは発生しません。ユーザー定義定数は、宣言時以外に値を代入することはできず 、プログラムの実行中にその値を変更することはできません。