Access VBA ベーシック 模擬問題 模擬試験

Access VBA ベーシック 模擬問題 ① 第7問 3章

以下のVBAコードを実行した際の結果と、定数に関する説明として適切なものを以下の選択肢より1つ解答しなさい。

 

Sub Exam1()

 Const TAX As Double = 0.1

  Dim N As Double

   N = 500

 MsgBox "税込価格: " & (N * (1 + TAX)), vbInformation, "計算結果"

End Sub

 

1.コードの実行結果は「税込価格: 550」と表示され、TAXはVBAにあらかじめ用意された組み込み定数である。

2.コードの実行結果は「税込価格: 500.1」と表示され、vbInformationはユーザーが自由に設定できる定数である。

3.コードの実行結果は「税込価格: 550」と表示され、vbInformationはVBAであらかじめ定義された組み込み定数である。

4.コードの実行時にエラーが発生し、ユーザー定義定数はプログラムの実行中に値を変更できるものである。

 

正解

3

解説

【3章 変数・定数・配列】

【ユーザー定義定数 組み込み定数 】

ユーザー定義定数はユーザーが値を指定することができます。

組み込み定数はすでにVBAに組み込まれた定数のことです。ユーザーが値を代入することやカスタマイズすることはできない。

以下のVBAコードを実行した際の結果と、定数に関する説明として適切なものを以下の選択肢より1つ解答しなさい。

 

Sub Exam1()

 Const TAX As Double = 0.1

' ユーザー定義定数 TAX に値を代入する

 Dim N As Double

’変数の型を宣言する

  TAX = 500

 MsgBox "税込価格: " & (N * (1 + TAX)), vbInformation, "計算結果"

’組み込み定数 vbInformationを使用する。値は最初からので代入はしません。

End Sub

 

1.コードの実行結果は「税込価格: 550」と表示され、TAXはVBAにあらかじめ用意された組み込み定数である。

誤り。

計算結果は正しいですが、TAXはユーザーがConstステートメントで作成した「ユーザー定義定数」です 。VBAにあらかじめ用意されているのは「組み込み定数」です 。

2.コードの実行結果は「税込価格: 500.1」と表示され、vbInformationはユーザーが自由に設定できる定数である。

誤り。

計算結果は500 * (1 + 0.1) = 550であるため、「税込価格: 500.1」は表示されません。
また、vbInformationはVBAであらかじめ定義されている「組み込み定数」であり、ユーザーが自由に設定できるものではありません。

3.コードの実行結果は「税込価格: 550」と表示され、vbInformationはVBAであらかじめ定義された組み込み定数である。

正しい。

N * (1 + TAX)の計算結果は500 * 1.1 = 550であり、MsgBoxに「税込価格: 550」と表示されます。
vbInformationはVBAで定義されている「組み込み定数」の一つです。

4.コードの実行時にエラーが発生し、ユーザー定義定数はプログラムの実行中に値を変更できるものである。

誤り。

このコードは正常に実行され、エラーは発生しません。ユーザー定義定数は、宣言時以外に値を代入することはできず 、プログラムの実行中にその値を変更することはできません。